相場哲学

日経225先物相場におけるプロスペクト理論

ダニエル・カ-ネマンとエイモス・トヴァスキ-のプロスペクト理論は、負け続けていた私の相場心理を解明してくれました。

プロスペクト理論の要は、参照点と損失回避です。

参照点人は参照点を現状としてその価値を0とする。ゆえに富の状態ではなく参照点からの変化のみに注目してしまう。

損失回避損失の衝撃は利得の2倍以上。人は不合理なまでに損失を回避しようとする。しかし一旦損失が出るか、あるいは損をする可能性が高い場合は不合理なまでにリスク追及的となる。

 

225先物相場における参照点を損失回避について説明します。

例えば買建て玉を持っている場合で、相場の動きが下記のように動いたと仮定します。

買建て玉 20000円
20000円
20500円
19500円
20200円

 

1から2へ利益が増えていく時は、20000円が参照点となります。利益が増えていく過程でも、相場は通常上がったり下がったりしますので、例えば20200円が20100円になったりします。

利益が無くなり損失になるのは避けたいので、売りたいという圧力が高まります。20100円で利益確定して、その後20500円に上がっていくのを見ながら、激しい後悔に苦しみます。

そして2から3の利益が減っていく流れの中では、参照点が20500円となり、含み益の状態でも損失と感じます。

プロスペクト理論では、一旦損失になるとリスク追求的になりますので、利益が減っていくのに動けなくなります。20500円に戻ったら手仕舞いしようと考えます。

そして、建て玉価格に近くになると、参照点は再び建て玉価格20000円になります。このあたりでは、本当の損失となる前に手仕舞いしたいと感じます。

建て玉価格を割ってからの心理は特殊です。参照点は20000円となりますが、損失の回復は通常の利益よりも強く感じられます。

大きく損が膨らんでも、少し損失が回復すれば満たされるのです。そのせいでこれ以上は資金的・精神的に耐えられないところまで損が膨らんでしまいます。

そして、運よく3から4の動きになった時は、参照点は19500円となります。ここでの心理は1から2の時とほぼ同じになります。ただ、参照点からの利益を確保しようとして手仕舞いすると実際には損切となります。

やっかいなことに相場の動きはギザギザなので、上昇局面でも下落局面でも、常に上がったり下がったりしながら動きます。なので実際には参照点はコロコロ変わります。

しかも、上昇局面なのか下落局面なのかを判断するのは自分の心なので、これもコロコロ変わります。相場心理はさらに複雑なものとなります。

このやっかいで勝ち目のない本能との闘いを避けるために、僕の経験上最良の方法は、常に参照点を損切ポイントに置くことです。

かなりおおざっぱですが、僕が負け続けた時の心理をプロスペクト理論で解説しました。みなさまの参考になれば幸いです。

ここは大事なところですので、もう少し理解しやすくなるように修正を加えていきたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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